卒業生紹介

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マツボックリに見出すアート!!

「マツボックリのお尻」 アクリル絵具 600×600mm
伊勢将経さんと学校長 作品展会場にて

4月21日、飯綱高原の「アリコ・ルージュ」にて行われていた「伊勢将経展」にお邪魔してきました。
伊勢将経さんは、現在茅野市にある実家に住まいながら、制作活動を続けられています。
今回の作品展の中心的なモチーフになったのはマツボックリ。お家周辺の森林の中で見つけたことをきっかけに注目されました。もともとマツボックリの生態に関して詳しかった伊勢さん。成長段階や季節によって全く違った表情を見せる、マツボックリ独特の形象に肉薄し、数々の作品を描きました。
伊勢さんのように身近なものの中に制作モチーフを見出すアーティストは少なくありません。むしろそういった「身近なもの」の中に作者固有の世界観が眠っており、それに迫り、描くことこそ「アート」といってもいいのではないでしょうか。
今後も伊勢将経さんの活動が繰り広げる世界観にご注目下さい。

アーティスト 今井あみ
その芸術活動における「原動力」とは…?

今井あみさんと小林学校長 作品展会場にて

昨年の11月・12月、本校卒業生今井あみさんが「予感」と銘打った作品展を開催しました。
長野美術専門学校では、Webサイトでの告知記事掲載や、12月に「欧風家庭料理アリコルージュ」にて開催された際に学校長が訪問するなど、一連の今井さんの活動に様々な形で関わらせていただきました。
美専卒業後、お仕事をする傍らでアーティストとして活動を継続されている今井あみさん。その活動の原動力は一体何なのでしょうか?その答えは、作品展のタイトルに表れていました。
新しい表現世界への「予感」。それが今井さんの原動力です。
今回の作品展に臨むにあたって、今井さんは描線一本一本に「方向」を与えることを意識しました。そうすることで、静止した画面上でも「動き」を想像させる、ということを試みたのです。それは表現技法だけではなく、今井さんのスタンスの表れでもあります。 一連の活動への取材の中で今井さんはこのように言っていました。

"私もここでとどまるんじゃなくて、きっと変わっていく、動いていくよ!って願いも込めて(作品展名を)「予感」にしました。"

現在の表現の先にある新しい表現、新しい自分への「予感」。それこそが、アーティスト今井あみを突き動かすものなのではないでしょうか。

学校長訪問の際には、芸術に関する多くの議論が交わされていました。

これぞ「カワイイ」!!
倉澤姉妹のCUTEな世界が長野を魅了

倉澤梢さん・梓さんと小林勝彦学校長 作品展会場にて

本校卒業生、倉澤梢さん・梓さん姉妹が作品展を開催。本校より学校長が、その作品展会場にお邪魔して参りました。 お二人は美専を卒業以来、10年以上もの間、作家活動を続けておられます。
作品世界は、一貫して「CUTE」。表現が研ぎ澄まされたその作品からは、お二人の考える「CUTE」が滲み出てくるかのようでした。

お二人のクリエイティブへの情熱は、美専生時代から変わらないものでした。
絵画コース(現在のビジュアルアート科に該当)に在学されていた当時の二人を知る職員は、「とにかく『描くこと』そして何かを『創り出すこと』そのものが大好きな学生だった」と、話します。まさにその情熱が礎となり、現在のお二人のクリエイターとしての姿につながっているのではないでしょうか。 倉澤姉妹の活躍を、美専はこれからも応援していきます。

うつろいゆく「美」を見つめて・・・
卒業生 中村眞美子さんが発信するクリエイティビティ

中村眞美子さんと小林勝彦学校長 作品展会場にて

創立以来、長野美術専門学校からは、きらめく才能を持った多くのクリエイター達が、社会に向かって羽ばたいています。
多くは職業としてのデザイナーの道を選びますが、中村眞美子さんのように「芸術家」としての道を追求する方も少なくありません。
中村さんは、本校在学中に造形の基礎を学ばれ、卒業。それからは就職のため、一度は美術を離れることになりますが、様々な葛藤の後、再びその道を志しました。 そして、改めて自分の表現を模索する中で、版画という方法と出会いました。それ以来、版画を中心として制作活動を続け、現在は様々な形で実績を築かれています。
長きにわたる活動を支えたのは、クリエイティビティを表現し、社会に発信することに対しての並々ならぬ情熱であったかと思います。その情熱によって描き出された”美しさ”は、見る者の心を打つ説得力を持っています。
表現の道一筋に打ち込まれ、人の心に響く作品を絶え間なく発信し続ける中村さんの姿は、本校が理想とするクリエイターの姿です。長野美術専門学校は、これからも中村さんの活動を応援して行きます。

秋から冬へ

平成26年3月   アート・コミュニケーション科卒業
今井   あみ

◎[無題]530×455mm/オイルパステル、アクリルガッシュ、ソフトパステル 2016年

◎[無題] 530×455mm
/オイルパステル、アクリルガッシュ、
ソフトパステル 2016年

略歴
平成2年 長野市生まれ
平成26年 N-Art展2014/長野 (グループ展)
平成27年 TOPOS高地2015/長野 (個展)
平成28年ACT ART COM-アート&デザインフェア2016-/東京 (グループ展)
EXIST vol.14/東京 (グループ展)
今井あみ展-予感-/長野 (個展)
TOPOS高地2016/長野 (個展)
 
今井あみ 公式Webサイト
http://imaiami.net
 
 
「表現したい」という思いがあり、制作活動をしています。
活動で大事にしている心持ちは、とりあえずでも、とにかくであっても「やってみる」を積み重ねています。

平成5年3月   造形科卒業
相澤   徳行

作品

◎信州りんごのポスター/2007年

略歴
昭和47年 上田市生まれ   長野市在住
平成15年相澤デザイン室設立
 
平成20年長野県デザイン振興協会主催  LIFE DESIGN 信州2008
「グランプリ」受賞
 
長野美術専門学校  非常勤講師
 
社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)会員
http://www.jagda.org/
 
クリエイターズユニットnana*tのメンバーとしても幅広く活動中。
http://nana-t.net/

平成5年3月   造形科卒業
中村   眞美子

作品

◎[闇を抜ける] 223×167mm
/ドライポイント2006年

略歴
昭和47年 長野県上水内郡信濃町生まれ。
平成5年長野美術専門学校造形科デザインコース卒業。
平成15年版画家・故山下孝子氏に師事、版画を始める。
平成17年第4回武井武雄記念日本童画大賞・奨励賞
平成19年第5回武井武雄記念日本童画大賞・優秀賞
平成20年画文集「ゆりかご」長野・桜華書林より刊行(銅版画/中村眞美子 言葉/ごとうなみ)
平成22年第7回大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ展・入選
平成26年信濃毎日新聞 年間コラム「思索のノート」四月より挿絵担当
 
他、個展・グループ展多数。
 
 
個展を活動の中心に置き、表現の道を模索中です。

平成15年3月   造形科卒業
倉澤   梓

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◎CAT 139×179mm
アクリル絵具/キャンバス2009年

略歴
昭和57年 長野市生まれ
長野市在住
平成19年個展(桜華書林・長野)
平成20年長野県内で個展、企画展
平成21年企画展「倉澤梢・倉澤梓展」(展現舎・大阪)
 
平成19年岡谷市イルフ童画館主催第5回武井武雄記念(イルフビエンナーレ)
日本童画大賞「奨励賞」受賞
 
現在、「展現舎」(現代アート画廊)の所蔵作家。今後も東京、大阪方面にて企画展の予定あり。
 
 
創作には
無限の可能性があると思います。
夢は大きく、目標は高く
もっています!

平成19年3月   造形科卒業
増田   伸也

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◎THE FUJIYA GOHONJIN
THE GRAND HALL TAIKYOKU
/撮影2009年

略歴
昭和40年 名古屋市生まれ
長野市在住
平成19年クリエイティブファクト株式会社
Design with me.入社
http://designwithme.jp/
 
長野美術専門学校 非常勤講師
 
社団法人日本広告写真家協会正会員
http://www.apa-japan.com/
 
 
吸収するスポンジでありたい。
あれも知りたい。これも知りたい。
そしてあなたも知りたい。

平成12年3月   造形科卒業
神田   亜里沙

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◎バタフライワンピース/2009年

略歴
昭和56年 中野市生まれ
中野市在住
平成15年株式会社クリエイティブ・ヨーコ入社
現在 プロダクトデザイン部 デザイナー
 
 
ドキドキしたい
ワクワクしたい
キラキラしたい
今もこれからもずっと・・・

平成21年3月   造形科卒業
大内   朱

   「“デザイン”ってコミュニケーションなんだよ。」
   入学したての頃は「えっ?どういうこと?」と戸惑うばかりでした。でも、デッサンやビジュアル表現などの普段の授業や、実践的に社会と連携したブランクプロジェクトを通して、だんだんその輪郭が掴めるようになってきて、「デザインって自己満足じゃなくて、いろんな人と共有できて、みんながHappyになれるものなんだ!」と発見した時はドキドキしました。そして、4月から新米デザイナーとして社会でたくさん学び、自分のデザインしたものでより多くの人を幸せにして、自分も幸せになりたいです。